プレゼントガーデン☆第3回知的障害者による「アンクルン演奏会」
初めての大きな演奏会ということで、神戸文化ホール(中ホール)の座席1000席弱が埋まるかどうか、関係者の方々はずいぶんやきもきしたみたいですが、「おもちゃ箱」のイベント記事を見た方が、開催10日ほど前に問い合わせたら完売していたというメールをいただきました。
左・「乾杯の歌」でみんなの北山先生が歌で応援、舞台の緊張がこれで少しはほぐれたかな?
右・代表の高野喜恵さんのあいさつ。
私が垂水PR版のレポーターをしていた時に、知的障害の小規模作業所で、音楽療法を兼ねてアンクルンの練習を始めたという取材をさせていただきましたが、まさかここまでになるとは、正直思っていませんでした。
1部と2部の幕間にロビーでは、バリ舞踊のパフォーマンスが。
近くで見ると本当に動きが素晴らしい。
今回は日本・インドネシア国交樹立55周年記念ということで、在大阪インドネシア共和国領事館の総領事代行の方のあいさつと、第1部冒頭でバリ舞踊の披露もあり、アンクルンによるクラシック演奏では、指揮の北山紀子さんが椿姫の「乾杯の歌」を歌われるなど、いろいろな趣向が凝らされて、皆さんが心からいい舞台を作ろうと考えておられるのがひしひしと伝わってきました。 (アンクルンはインドネシアの楽器で、ユネスコの無形文化財に登録されているそうです)
第2部「ラテン」では、神戸婦人大学OBの「オカリーナ・アミカ」やパーカッショニスト梅本隆さん、スティールパン「音to音」なども加わり、リズムに乗った楽しい演奏に、観客も盛り上がりました。
「オカリーナ・アミカ」(左)とパーカッション、スティールパン(右)
演奏が1曲終わるたび、拍手はどんどん大きくなり、後半には「ブラボー」の掛け声も多くかけられました。
指揮の北山さんは指示を出しながら、ずっとドレミで歌っておられ、演奏者もそれに答えて、本当に音楽で一つになる、そんな暖かい交流が感じられました。
将来「オーケストラとの共演」が夢だそうで、最後は録音演奏のオーケストラに合わせて、エルガ-の「威風堂々」を演奏、堂々の締めくくりとなりました。 (堀)
第1部 サンサーンス「白鳥」・「乾杯の歌」・「モルダウ」・ショパン「ノクターン」・「美しく青きドナウ」
第2部 ラテン=「アマポーラ」・「キエンセラ」・「花まつり」・「ラ・クンパルシータ」
日本の歌メドレー
ポピュラー=「ロックエリーゼのために」・「慕情」
行進曲「威風堂々」
☆お詫び☆ 演奏中は撮影禁止でしたが、4枚だけフラッシュをたかず、画面の光が漏れないよう、極力注意して写真を撮らせていただきました。関係者の方にお詫びと、ブログをご覧の方にピントの合わない写真でお見苦しい点をお詫びいたします。
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