糸をつむいで、人生を楽しむ　～　クラフト　オリオン(織音)　～　塩屋町★残念ながら閉店しました

家(home)で紡ぐ(spun)という言葉からイギリスで生まれたホームスパン。糸車を使って羊毛を紡ぎ、毛糸を作る。
塩屋の駅近くの古い街中にある｢クラフト　オリオン｣は、糸紡ぎを教える教室として、またホームスパン作品などのセレクトショップとして、店主の右田さんの人柄そのままに、明るくて温かい雰囲気の店。
 糸紡ぎの参考資料
糸車は、アニメ｢眠れる森の美女｣のオーロラ姫が指をケガするシーンでご存じの方も多いはず。地方色はあるものの、昔から世界中で糸紡ぎが行われており、右田さんも始めは日本の織物に興味を持ったそう。
  
羊毛の色見本と、手作りフェルトと材料
色々な偶然から、ホームスパンで屈指の森由美子さんに師事し、この世界に。
羊の原毛をまずカーリングと言って紡げる状態に整えたのち、手染めなどを経て、糸を紡ぐ。教室では紡ぎ方の基礎から教えてくれるが、「ずっと教え続けるのものではなく、やり方がわかったら後は練習のみ」と右田さん。糸車を購入しなくても、スピンドルと言って、くるくる回して紡いでいく簡単な器具もある。
｢糸車を回していると、気持ちが落ち着くから｣と、通う人もいるそう。

糸車（紡錘機）と、スピンドル。
確かに、並んでいる作品は手作りで暖かく、ナチュラルな雰囲気には思わず気持ちもほっこり。
手作りのフェルト製品や、ぬいぐるみ、セーターやインテリアファブリックなど、見るだけでも楽しい。
       
店内は、優しい手作り小物がいっぱい。
また、通勤・通学や犬の散歩と、店を通りかかった人が、挨拶していったり、入店して喋っていったりと、地域に溶け込んで社交の場にもなっている。
【Data】
垂水区塩屋町３－１１－５
電話078－752－0198　(078－752―1267)
開店日：木・金、　および土・日曜のいずれか。
営業時間：11時30分～19時
★｢糸紡ぎ教室｣に関しては、時間など要相談。
◎遠方から来られる方は、あらかじめ☎確認して下さい。　　　　　　　(堀)
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