植物のパワーをたっぷり受けて~「ぐんぐんフラワー神戸」オーナー郡司枝美さん~  塩屋町

郡司枝美さんが経営する塩屋町にある「ぐんぐんフラワー神戸」は、ちょっと変わった花屋さん。

P7071262_convert_20120709083835.jpg 

花屋さんと言えば冷蔵ケースにカラフルな切り花が並んでいるイメージがあるが、ぐんぐんフラワーには冷蔵ケースがない。
「花を、より自然な状態にして鮮度を保つために常温で保存して3日ぐらいで使い切るようにしている」と郡司さん。切り花は基本的に注文を受けてから仕入れるため、店頭に並んでいるのは主に鉢植えや観葉植物。
P7071266_convert_20120709083757.jpg                P7071264_convert_20120709083930.jpg
もともと造園業を志していた郡司さんだが、砂防ダムの仕事に就き木を伐採することに。やりたかったことと何か違う。そう思っていた時にお参りに行った神社で「花屋をやりなさい」という声が聞こえたという。「心の叫びだったのかもしれない」その声に後押しされて2年後には、フラワーショップでアレンジなどの技術を5年間学び、2007年に独立。取材に伺った7月7日にちょうど開店5周年を迎えた。
山歩きが好きな父親が名づけてくれた「枝美」という名前、そして店の屋号にもしている「ぐんぐん」という郡司さんのニックネーム。
P7071265_convert_20120709084000.jpg
「どちらも植物のイメージそのもの。花屋をするように生まれついていたのかな?」時間があれば、自然の中でマイナスイオンをたっぷり浴びて、気分転換をするのが大好きだという。
郡司さんにとって植物は幼いころから身近にあって当たり前、いわば「共存」しているもの。少しでも多くの人に植物のパワーを知ってもらいたいと、老人施設やカルチャーセンターで苔玉作り、フラワーアレンジ、観葉植物の寄せ植えなど植物を使った様々なレッスンを行っている。
同じ材料を使っても作品にはそれぞれの性格が表れる。「だからこそ自分の手で植物に触れ、命の源を感じてほしい」
「土を触るとみんな穏やかな表情になりますよ」と話す郡司さん自身、取材の間も絶えずしぼんだ花や枯れた葉を優しく摘んだり、観葉植物の葉にそっと触ったりとまるで赤ちゃんの世話をする母親のよう。
 P7071263_convert_20120709083904.jpg
「植物はすごくおしゃべり。もっとお水が飲みたい。おひさまにあたりたいってちゃんと教えてくれるんです」。
「元気?」植物たちに話しかけて、今日も郡司さんの一日は始まる。
【Data】
垂水区塩屋町4丁目3-40-102
電話:078-751-3679
090-1130-1449
営業時間:14時~19時(午前中配達可)
営業時間外でも受け付け可
定休日:火曜日          (大道)
クリックお願いします
にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 神戸情報へ
にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました