垂水おもちゃ箱

舞子駅周辺を歩く① 「たたき地蔵」~

time 2013/11/29

今回はふらりと舞子駅周辺を歩いてみた。
まずJR舞子駅改札を出て左へ。
橋の科学館の方には出ずに、すぐ西側に降りる階段へ。
そのまままっすぐ西に向かうと、2号線をまたぐ歩道橋があり、そこをさらに西へ。
2号線北側、JRの線路を背に3メートルに及ぶ、本御影製の大きなお地蔵さんが座している。
延命地蔵 延命地蔵  延命地蔵        御詠歌


これが「舞子延命地蔵」。
文政8年(1825年)、山田村(現在の舞子)の庄屋中津源左衛門らが船の往来安全と村の安泰を願って、灘の石工長谷文左衛門に造らせたものらしい。
伝説として、昔高知の桂浜を航海中、網にかかったお地蔵さんが船倉に転がり込み、あまりに重いのでどうすることもできず、荷物と一緒に山田の浦(舞子の浜)まで航海して荷揚げと一緒にあげた、そのため桂浜の方に向けて祀った。それで「南向け地蔵」と呼ばれたとある。
ちょっと荒唐無稽な話で、あとから作った話だろうが、お地蔵さんに「南向け」「北向き」など、方角が付いているのは、今のようにすぐ磁石で確かめられなかった昔の人の知恵だという。
またこのお地蔵さんは、「たたき地蔵」とも呼ばれているが、これはお地蔵さんの台座に置いてある木槌で、願い事を頼みながらお地蔵さん(台座)をたたくと願いがが叶うという風習から来ている。
木槌がたくさん並ぶ 131124延命08 木槌がたくさん並ぶ。
だが、これは誤ったいわれで、戦後あたりから誰かがはじめたことらしい。
現在このお地蔵さんのお世話をされている中村さんは、
「それぞれ自分の木槌を置いていて、お参りに来てたたいていくけど、このお地蔵さんは延命地蔵で、たたいてもらっては困る」。
実際置いてある木槌を、神社に頼んで処分してもらおうと思ったこともあったとか。
しかし「たたく」風習は信じている人も多く処分しないでほしいとの声から、最近では台座ではなく、お地蔵さんの前に、たたく石を用意している。
お地蔵さんの左横には、いつのまにか増えてきた持ち寄りのお地蔵さんや、鉄道犠牲者の供養塔(昭和34年)、宝篋印塔(江戸時代のものらしい)などがある。
供養塔など 稲荷社(右)と三宝荒神さん(左)
さらに左に、稲荷社と三宝荒神が祀られている。
この日も、長田区から親子でお参りに来ている人たちが。
「ずっと昔にここは願いがよくかなうと聞き、参ったところその通りだったので以来欠かさず来ています」。
10年ほど前には掃除など、世話をする人も10人近くいたというが、現在は中村さん夫妻と田中さんの3人だけ。
ほとんど毎日掃除に来ておられるとか。
特に毎月24日は昼過ぎまで必ずおられるそう。
また8月24日には、高野山真言宗吉祥山西方院(本多聞1)のご住職に来ていただいて法要が行われ、写真のお札が配られる。
隠れた人気で、あっという間になくなるという。
延命地蔵のお札
境内の周りにある玉垣を見ると和泉屋や阿波屋といった屋号、東名・奥畑など近隣の村々、兵庫の豪商だった北風家の名も
見られ、多くの人の信仰を集めていたことがわかる。
2号線浜側より
前は国道2号線で車の往来も多く、お参りする時は注意が必要。
来た道を引き返し、今度は改札の北側から東に向かって歩く。
まっすぐ歩けば、下りのエスカレーターがあり、降りたところから、県立舞子公園内に。
駅から東へ 県立舞子公園内へ 個性的な石標
舞子公園の石標が道しるべ。
公園内にそれぞれ個性的な石標が点在するので、探しながらの散歩も面白いと思うが次の機会に。
公園から木々の繁る小路へ、JRの路線より北に位置する、ここは舞子公園そよ風のエリア。
旧木下家住宅へと進む。
途中、今年はちょっと花が遅いのか、ツワブキの黄色い花の群生が。
ツワブキ群生
地元の人が守る、若宮神社の前を通って、旧木下家の玄関へ。
若宮社
旧木下家住宅へ 目印 旧木下家玄関
ここは、又野良助氏の私邸として昭和16年に建てられた、数寄屋造近代和風住宅。
その後木下家の所有となり、平成12年に県に寄贈された。
建物はほとんど当時のまま手入れされ使用されており、また前庭と中庭も、当時の庭造りの様子が残っていて、貴重な建築物として、平成13年に国の有形登録文化財に指定されている。
木下庭 木下庭
木下庭 木下庭 木下庭 木下庭
そんな難しいことはさておき、ここは昭和の懐かしい香りがする。
一見普通の住宅のように思えるが、実は細かいところに多くのこだわりがあり、建築のプロの方も、「今ではなかなかここまで凝ったことはできない」という。 休日にはボランティアさんがおられるので、その説明を聴きながらの観覧もいいかも。
今はちょうどイロハモミジの紅葉が最高。
茶室  茶室前廊下  応接室 応接室
また現在は2013年12月25日まで、「神戸舞子クリスマス」として、数々のイベントが予定されている。
庭は晩秋の風情、室内はライフクリエーター永野いく子さんのクリスマスデコレーションと、見ごたえ充分。
奥の4畳半 茶室待合
そろそろ日が傾いてくると、今度は2号線より南の、埋め立てによってできた舞子公園、潮風エリアへ。
舞子公園 舞子公園 舞子公園 舞子公園 移情閣 舞子公園イルミネーション
公園管理棟や、散策路がイルミネーションで飾られている。
明石海峡大橋の雄大な姿とマッチして、いつもよりちょっと楽しい景色は、薄墨からあっという間に日没を迎えた。
公園夜景 公園夜景 公園夜景
公園夜景 公園夜景 武藤山治邸 (下右)旧武藤山治邸
昼とはまた違った幻想的な光景が広がり、冬の凛とした空気に心が洗われる。            (堀)
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